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書籍『幕が上がる』

  • 2012.12.20 Thursday
評価:
平田 オリザ
講談社
¥ 1,365
(2012-11-08)
コメント:高校演劇部の部長 兼 演出家になった少女を主人公にした青春小説ですが、役者や演出家を目指す方が読んでも参考になると思いました。

先日、朗読劇『THANATOS』を観に行った帰りに、劇場と同じ建物内にある本屋さんに入りました。
特に欲しい物があった訳ではなく、ロゴが可愛かったのでフラッと立ち寄り、
何気なく手に取った本が、コレ。

劇作家・演出家の平田オリザさんの『幕が上がる』。

とある高校の演劇部が全国大会を目指す物語で、 3年生に上がって部長になり、演出も担当することになった女の子を中心に、
東京で女優をしていたという新任の副顧問の教えを受けつつ奮闘する、若者群像劇です。
私はこれは、演出家が育っていく物語だと思いました。
また、演出家の仕事を知ることによって、役者は演出家とどう付き合っていくべきか、
ということを教えてくれる物語でもあると。

この本を読みながら、以前、ある先生がこう仰っていたのを思い出します。
「演出家をトレーナーにしてはいけない。役者が役者としてやるべきことを自分達でやらなかったら、演出家はトレーナーとして役割をせざるをえなくなり、演出に手が回らないまま疲弊していってしまうから。」
私は何回か舞台を踏むまでこれを理解できなかったのですが、この物語の主人公の演出家(の卵)を追いかけることで、それを理解する手助けになる気がしました。
この物語の中で、この演劇部は『銀河鉄道の夜』を骨格として、旅の途中に自分達自身のエピソードをちりばめた作品を作り出し、取り組んでいきます。
この劇中劇のシナリオは部分的に書かれているのですが、全部読んでみたいと思うような作品でした。

だから、平田オリザさんが作・演出された『銀河鉄道の夜』(2012.11.30-12.02 AI・HALL自主企画 青年団『銀河鉄道の夜』 平田さんのインタビュー記事はコチラ)も見ておきたかったですが、私がこの本を読んだのは上演が終わってからなので、後の祭り…。

ところで、この本を買う時、私がバッグからお財布を発掘するのに手間取っていたため、
「カバーは結構です」と言おうとした時には既に1冊目にカバーがかかっていました。
他の2冊は遠慮しようと思ったのですが、包装紙が可愛かったので、そのままカバーを付けて頂いちゃいました。
タロー書房さん、素敵な本と出会わせて下さってありがとうございました。


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