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観劇『スリル・ミー』

  • 2013.03.25 Monday
観劇から日にちが経ってしまいましたが、今回観た演目は『スリル・ミー』。
私はこのタイトルを知らなかったのですが、世界7カ国以上で上演されているそうです。
以前、Twitterのフォロワーさんがこの作品が良かったとツイートされていたのを思い出して、劇場に足を運ぶ事にしました。

そのフォロワーさんは日本で働く韓国人女性でしたが、日本語が堪能で、政治や社会の事から科学やパソコンの事まで本当に幅広い知識をお持ちの方でした。実際にお目にかかった事は無かったのですが、多分、私と同じくらいの年齢の方だったと推測します。
何故過去形でご紹介しているかというと、その方は、ある日突然、お亡くなりになってしまったからです。
もっといろいろなお話を聞きたかった、何より一度お会いしたかった、と思ってももう叶わない…。
ならばせめて、彼女が気に入っていた作品を私も観てみたい…そんな気持ちで劇場に行きました。

今回のカンパニーはトリプルキャストで、日本人キャストが2組、韓国人キャストが1組…迷ったのですが、私は日本人キャスト、松下洸平&柿沢勇人ペアの回をチョイス。

キャストは二人だけ(音声のみで別のキャストさんが少しだけ出演していますが)、役名も「私」と「彼」。
伴奏はピアノ1本のシンプルなミュージカル。
楽曲も同じモチーフの繰り返しが多くて、個人的には「自分でも口ずさんでみようか」という感じではないのだけれど、繰り返しやアンサーソングなども物語の中に在っては意味深です。
いろいろなものを削ぎ落として各々の素材で勝負するような、潔い作品でした。
これで休憩無し2時間弱を引っ張るのだからスゴイとしか言い様がありません。

タイトルを見た時は、頭脳バトル的な駆け引きを想像していたのですが、実際観た舞台は愛憎劇だと感じました。
攻守、主従がめまぐるしく入れ替わったり、噛み合っているようで噛み合っていない、危うさを孕んだ「私」と「彼」の姿は、演じる人によっても観る人によっても感じ方が違うと思いますが、そこはシンプルさ故の余白の多さ。
キャストと演出家、舞台と客席との信頼関係が物を言う芝居だったと思います。

最初から最後まで面白かったです。
客席はスタンディングオベーション、キャストさんとピアニスト三は4回もご挨拶に登場して下さいました。

最後になりましたが、素敵な作品を教えてくれた彼女に…心からありがとう(^-^)

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『スリル・ミー』
原作・音楽・脚本:STEPHEN DOLGINOFF/演出:栗山民也
2013.3.14(Thu)-24(Sun)
@天王洲銀河劇場

詳細はコチラ↓「スリル・ミー」公式サイト
http://www.m-tmjp.com/
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