みなさまはお変わりありませんか?
月曜日は友人に誘われて金環日食を観察しました。
友人が見つけて来た近所のベストスポット、駅前ロータリーに出陣。
友人の装備:
ピンホール(外見は60cm×30cm×100cmくらいの段ボール箱)
電波時計
パソコン
私の装備:
ピンホール(プリングルスの空き箱2つくっつけただけ)
穴を開けた画用紙
金環日食が07:30頃の予定だったので、07:10頃に現地へ。
雲間から太陽が顔をのぞかせるけれど、時折雨がポツッと来る微妙なお天気。
それでも閑静な住宅街の忙しい月曜の朝の駅前は空を見上げる人が沢山www
友人のパソコンでUSTREAMの中継を見つつ、肩に担いだらミサイルランチャーに見えなくもない(笑)、大きなピンホールを交互に覗いきながら、雲が晴れたの陰ったのと一喜一憂。
私が用意した小さいピンホールは曇り空では光量が足りないのか全く見えず。
また、いろいろなサイズの穴を開けた画用紙で間接的に観察する方法でも、やはり光量が足りなくて、針で開けた穴を通過した光で、かろうじて部分日食が観察できた程度でした。
↓私の装備
いざ、金環日食の時刻になると雲がかかって来てしまったのですが、大きなピンホールでは観察することが出来ました。
また、タイミングよく薄雲がかかった時に、ちらっと肉眼でも確認することも出来ました。
世紀の天体ショーを楽しむことが出来て、誘ってくれた友人には感謝です。
金環日食が明けると、駅前はいっきにいつもの姿に戻って行きました。
毎日すれ違ってはいても知り合いでもなんでもない人達と、同じ時、同じお日様を見上げていたんだと思うと、不思議なご縁だなと思います。
でも昔の人はどうやって金環日食に気付いたのでしょう。
今みたいに日光グラスがある訳でもないし、皆既日食ほど日が陰る訳でもないし…。
木漏れ日が丸くなっていることに気付いたとしても、太陽に月が重なったからそう見えるんだと判明して人々がそれを知るまで、どういう気持ちで丸い木漏れ日を眺めていたのでしょう。
星が過ごして来た悠久の時間と人の短い一生を積み重ねて語り継ぎ、解明して来たものの重みに、ちょっとだけ思いを馳せた朝でした。
↓友人作のピンホール越しの金環日食(ちょっと手ぶれ)
↓雲越しに見た金環日食(肉眼ではい見えたけど写真には写らず)
(撮影:2012.05.21)
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